旭テックが発表した2008年3月期連結決算は、売上高は前年同期比116.8%増の3158億円となった。営業利益は同1.9%増の33億円と堅調だった。
2007年1月に買収した米国のメタルダイン社の売上高が加わったほか、新興市場向けのトラック向けの部品やアルミホイールの新製品が好調だった。しかし、米国子会社のメタルダインの業績悪化やのれんの再評価による減損損失を特別損失に計上したことなどから大幅赤字となった。
経常損益はメタルダインの損益悪化で86億円の赤字だった。当期損益が348億円の赤字となった。前年同期の約50倍に赤字額がふくらんでいる。
今期の業績見通しは、売上高が同5.3%減の2990億円、営業利益が同67.7%増の56億円、経常損益が58億円の赤字、最終赤字が86億円となる見通し。