住友金属工業は、2008年度の設備投資を連結ベースでほぼ前期並みとなる1800億円を実施すると発表した。
和歌山製鉄所では、今年度690億円を投じて住金鋼鉄和歌山での上工程更新投資を実施する。また、シームレスパイプ最先端商品の増産投資が完了する見通しで、2008年度は70億円を投じる。
住友金属小倉では、製鋼プロセス革新投資が本格化する見通しで、今年度は80億円を投じる。鹿島製鉄所では、今年度、20億円投じて超高強度ラインパイプ増産投資を進める。
これらの投資によって製造面での競争力基盤の強化を図るとともに、同社が戦略分野と位置づけるエネルギー・自動車分野での品種構成のハイエンド化を推進する。