新日本製鉄が発表した2008年3月期連結決算は、売上高は前年同期比12.2%増の4兆8269億円と過去最高、営業利益が同6.0%減の5455億円と減益となった。
自動車や造船、産業機械向けなど製造業を中心に需要が好調に推移したのに加え、原材料価格の高騰で鉄鋼の価格を引き上げたため。収益面では原材料価格の高騰で収益率が悪化した。
経常利益は同5.6%減の5641億円、当期純利益は同1.1%増の3549億円と過去最高益だった。
2009年3月期連結決算業績見通しは、売上高が同11.9%増の5兆4000億円と増収を見込むが、スクラップや原油などの価格がさらに上昇する見込みで、営業利益が同35.8%減の3500億円、経常利益が同34.4%減の3700億円、当期純利益が同40.8%減の2100億円と大幅減益になる見通し。