一般有料道路の対面通行区間で正面衝突、6人死傷

自動車 社会 社会

21日早朝、和歌山県有田川町内の湯浅御坊道路で、対面通行区間の上り線を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。下り線を順走していた普通トラックと正面衝突した。この事故で乗用車の5人が死傷。トラックの運転手も意識不明の重体となっている。

和歌山県警・高速隊によると、事故が起きたのは21日の午前5時50分ごろ。有田川町奥付近の湯浅御坊道路(国道42号バイパス:一般有料道路)で、対面通行区間の上り線を走行していた19歳男性の運転する乗用車が下り線側に逸脱。下り線を順走してきた普通トラックと正面衝突した。

双方のクルマは大破。乗用車を運転していた男性を含む3人が頭部強打などで死亡。同乗の2人が意識不明の重体。トラックを運転していた26歳の男性も頭部を強打し、近くの病院に収容されたが、意識不明の重体だという。乗用車の後部座席に同乗し、死傷した3人はシートベルト未着用だった。

現場は見通しの良い片側1車線の直線区間。最高速度は70km/hとなっているが、高速道路と同様のスピードで走る利用者が多いという。中央分離帯は設置されておらず、樹脂製のポールで上下線を区分している。

警察では乗用車を運転していた男性が居眠りをしていた可能性が高いとみて、さらに調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース