ひき逃げ容疑者、事故から9時間後に出頭

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20日未明、茨城県阿見町内の県道で、路肩を歩いていたとみられる86歳の男性が車にひき逃げされて死亡する事故が起きた。警察では同日午前に出頭してきた25歳の男を逮捕している。出頭までに約9時間を要していることから、飲酒運転の可能性も視野に入れた捜査を行っている。

茨城県警・牛久署によると、事故が起きたのは20日の午前0時55分ごろ。阿見町吉原付近の県道を通り掛った人から「高齢の男性が頭から血を流して倒れている」と警察に通報が寄せられた。

男性は近くの病院に収容されたが、全身を強打したことが原因で間もなく死亡。着衣の状況から、男性は通行中に車にはねられたものとみられ、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。後の調べで、死亡したのは牛久市内に在住する86歳の男性と判明している。

警察では現場から採取した破片などを分析し、車種の特定を行っていたが、同日午前9時ごろ、25歳の男が「事故を起こしてしまった」と土浦署に出頭。確認が取れたことから自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

調べに対し、男は「怖くなって逃げた」と供述している。

《石田真一》

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