トヨタ自動車など自動車各社が23日に発表した2007年度の生産・販売実績によると、大手3社の世界生産は、06年度に減少していた日産自動車も2ケタ近い伸びに回復、揃って過去最高を更新した。
トヨタの世界生産（国内生産＋海外生産）は、前年比6.9％増の868万9268台だった。国内生産も最高となり、海外生産はほぼ全地域で伸びており、12.3％増の442万5000台。初めて国内生産（約426万台）と海外生産が逆転した。
ホンダの世界生産は、6.8％増の395万5483台と400万台に迫り、11年連続での最高更新となった。市場が低迷している国内での生産が3.8％減少したものの、海外生産はアジアが2割強の大幅な伸びとなるなど12.9％の増加となった。
日産の世界生産は、過去最高となる9.6％増の351万3159台だった。前年度に低迷した国内生産が6.0％増と回復、海外生産も一般海外地域や欧州などの大きな伸びに支えられ11.7％の増加となった。
