4人死傷ひき逃げ容疑の少年、覚せい剤を使用

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今年3月下旬、青森県青森市内の国道4号バイパスで発生した4人死傷のひき逃げ事故について、青森県警は17日、容疑者として逮捕した19歳の少年が事故当時に覚せい剤を使用していたことを明らかにした。近く覚せい剤取締法違反容疑でも再逮捕する。

青森県警・青森署によると、問題の事故は3月29日夕方に発生している。青森市野内字山王林付近の国道4号・東バイパス上り線で、前走車を追い抜こうとした乗用車が猛スピードを維持したまま下り線側に進入。直後に下り線を進行してきた軽乗用車と衝突。弾き飛ばされた軽乗用車が、上り線を走行していた別の乗用車と衝突した。

3台のクルマは大破。最初に衝突したクルマを運転していた53歳の女性が全身を強打して間もなく死亡、上り線の乗用車に乗っていた3人が打撲などの軽傷を負った。逸脱側のクルマを運転していた若い男はその場にクルマを乗り捨てて徒歩で逃走。警察が付近を捜索したところ、隠れていた19歳の少年を発見。この少年がクルマを運転していたと断定し、自動車運転過失致死傷や道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕している。

少年は直後から意味不明な供述を繰り返すなどしたことから、薬物使用の可能性があると判断。尿検査を実施したところ、覚せい剤の成分を検出した。このため警察では近くこの少年を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕して少年を厳しく追及し、入手ルートの解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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