日産、北米の商用車市場に進出---の、影響

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北米日産は米国の商用車部門に進出し、3つの新しいモデルを投入する用意がある、と明らかにした。このところ業績が思わしくない米ビッグ3にとって商用車市場は「聖域」とも呼べる場所。そこに日産が参入を表明したことで、競争がますますホットになりそう。

日産はテネシー州カントン(キャントン)にある工場に1億1800万ドルを投資し、ここを北米での商用車生産ハブにする予定。最初の商用モデルは2010年前半に市販を始めるという。

また商用車市場参入にあたり、ディーゼルエンジンメーカーであるカミンズ社と提携、ガソリンエンジン仕様と共に発売する。さらに、日産のフルサイズピックアップトラック『タイタン』にもカミンズ社製のディーゼルエンジン搭載が予定されている。

新しい商用車については詳細が明らかにされていないが、小型バス、バン、タクシー車両、配達トラックなどが予想される。タクシーについては現在フォードモーターが市場の8割近くを占めているが、日産の商用車部門の責任者となるのは元フォード重役のジョー・カステリ氏、と準備は万端のようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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