30kmのカーチェイス、指名手配の男を逮捕

自動車 社会 社会

5日未明、三重県四日市市内の東名阪自動車道で、パトカーの追跡を受けていた軽乗用車が約30kmに渡って逃走する事件が起きた。このクルマは一時的に逆走も行ったが、一般道に降りたところで追い詰められて抑止、警察は27歳の男を逮捕している。

三重県警・高速隊、機動捜査隊、四日市北署によると、事件が起きたのは5日の午前0時30分ごろ。高速隊のパトカーが亀山市内の名阪国道上り線をパトロールしていたところ、2007年10月に四日市市内で速度超過違反を行い、指名手配されていた男が使っているとみられる軽乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはそのまま東名阪自動車道上り線へと逃走した。

追跡されたクルマはその後、約25kmに渡って逃走。四日市東インターチェンジ(IC)から一般道に降りようとしたが、パトカーが料金所出口を封鎖していることに気づき、上下線を分けるコーンをなぎ倒してUターン。そのまま下り線に入ると、今度は3kmあまりに渡って路肩などを逆走した。

クルマは下り線で再びUターンし、四日市東ICの料金所を突破。一般道に降りたが、待機していたパトカーに強制抑止され、運転していた27歳の男を道路交通法違反(通行区分違反)の現行犯で逮捕している。このカーチェイスに巻き込まれた一般車両はなかったという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース