容疑者を携帯電話の電子マネー機能が追い詰める

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愛知県警は25日、今月15日に愛知県日進市内で死亡ひき逃げ事件を起こした48歳の男を逮捕した。男は勤務先のクルマで事故を起こし、この直後から逃走。逮捕当時は神奈川県内で働いていたが、携帯電話の電子マネー機能で潜伏場所が発覚したという。

愛知県警・愛知署によると、事故が起きたのは15日の午後6時35分ごろ。日進市梅森町付近の天白川沿いを通る堤防道路(市道)で、路肩を歩いていた73歳の男性が、後方から進行してきたとみられる乗用車にはねられて死亡。クルマはそのまま逃走し、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場に残された破片から容疑車両が特定されたが、運転していたとみられる48歳の男は勤務先から姿を消していた。

潜伏場所の特定には時間を要すものと思われたが、男が持つ携帯電話の電子マネー機能が神奈川県箱根町で使われていたことが判明。捜査員を神奈川県内に派遣し、箱根町周辺で聞き込みを行った結果、25日までに男を発見。自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「人をはねたことはわかった。動かなくなったので怖くなって逃げた」などと供述している。居所判明の要因となったのが電子マネーと聞かされた男は「使ったのは100円ぐらいだったのに……」と驚いた様子だったという。

《石田真一》

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