【GARMIN nuvi250使ってみた(1)】“シンプルな使いやすさ”と“コストパフォーマンス”の両立

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自慢の精度はそのままに、コストパフォーマンスをアップ

シンプルだが、ナビ性能の高さで“PNDの底力”を見せてくれたガーミンの『nuvi 360』。そのシリーズ新製品にして、普及型モデルとなるのが『nuvi 250』だ。

nuvi 250の特徴は兄弟機ゆずりの“精度の高さ”。PNDなのでGPSのみの測位になるが、nuvi 360と同様に一般的な車載カーナビに勝るとも劣らない高精度を実現している。

建物の多い場所や道路が込み入ったところでも的確なナビゲーションを実現しており、地図上での自車位置の追従性もよい。試乗テストでは、下町の細街路から都心部のビル街、高架下などGPSが苦手とする道を多く走ったが、悪条件下でもnuvi 250はピタリと自車位置をあわせてくる。兄貴分のnuvi 360と同様に、“本当にGPSしか使っていないの?”と疑いたくなるほど高精度だ。ここにきてPND分野の新製品が増えたが、「道案内の道具」としての完成度でいえば、ガーミンのnuviシリーズに一日の長があるといえるだろう。

さらに今回のモデルは、コストパフォーマンスが今まで以上に向上したのも大きな魅力である。nuvi 250の標準小売価格は3万9800円(税込)。実際の販売価格では3万円台前半のプライスタグがぶら下がる。機能が“カーナビゲーション”に絞り込まれているとはいえ、実用性の高いナビが最新のケータイ以下の価格で買えるのは驚異的だと言えるだろう。nuvi 360に比べてBluetooth(ブルートゥース)機能は省略されたものの、それ以外の部分では何ら遜色がない。お得感の高さは、PNDの中でも随一だ。

PNDに最適化された地図とルート案内

ナビ性能の部分に視点を戻すと、nuvi250は、高精度な位置測位とあわせて、“地図”と“ルート案内”の性能の高さも特筆すべき部分になる。

まず地図だが、nuvi 360同様に従来型カーナビのような「情報量の多さ」や「表現の多彩さ」を追い求めたものではない。地図自体はあくまでシンプルで、一見すると従来型カーナビより見劣りする印象も受ける。しかし、いちどクルマを走らせながら使うと、この地図がPNDの“小さな画面”にあわせて見やすいように作られたものだということがわかる。PNDでは、地図のシンプルさが使いやすさにつながるのだ。

ルート案内の部分もPNDに最適化された“見やすさ”重視で作り込まれている。交差点での進行方向表示では、地図上にくっきりと大きな矢印で進行方向が描かれるので、運転中の瞬時の視線移動でもきちんとルートが確認できる。

ガーミンの地図やルート案内の作法は、日本製のカーナビやPNDのように情報量の多さで勝負するといった姿勢ではない。コンパクトで液晶サイズは小さいというPNDの特質をしっかりと理解し、表示する情報を絞り込んでいる。ここが実際の運転中には、ガーミン製のPND独特の使いやすさとなっているのだ。このあたりの実用性や合理性を重視するUI(ユーザーインターフェイス)は、クルマの本場アメリカのメーカーならではの部分といえるだろう。

《神尾寿》

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