17日早朝、熊本県八代市内の九州自動車道下り線で、乗用車や大型トラックなど3台が関係する多重衝突事故が発生した。この事故で、最初に事故を起こした乗用車を運転していた女性が車外に投げ出され、間もなく死亡している。
熊本県警・高速隊によると、事故が起きたのは17日の午前5時35分ごろ。八代市川田町西付近の九州自動車道下り線で、第1車線を走行していた23歳女性が運転する乗用車が、前を走るワゴン車に追突。乗用車は急ハンドルを切ったのか中央分離帯にも衝突し、その弾みで横転。第1車線まで弾き飛ばされた。
この直後、第1車線を進行してきた大型トラックが立ち往生していた乗用車に衝突。乗用車は大破し、運転していた女性は車外に投げ出されて全身を強打。これが原因で間もなく死亡した。ワゴン車を運転していた64歳の男性と、大型トラックを運転していた48歳の男性にケガはなかった。
現場は八代インターチェンジの手前、約200mの地点で片側2車線。警察では漫然運転が事故の原因である可能性が高いとみている。