東京発大阪行---最後の寝台急行 銀河 と盛況の夜行バス

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JRのダイヤ改正(15日)でブルートレインのいくつかが消滅する。ひとつは寝台急行「銀河」(東京 - 大阪)だ。東京発銀河の最後となる14日、同駅八重洲口バスターミナルは関西方面行き深夜高速バスが絶え間なく出発し、混雑していた。

銀河は1954年に運行を開始した。廃止直前は東京-大阪間を8時間20分で結び、最も低料金であるB寝台(上下2段ベッド)で1万6070円。いっぽう、深夜高速バスは同区間を同程度の時間で結びながらも、運賃は3000円台から1万円前後まで、バラエティに富んだ商品をそろえてユーザーのニーズに応えている。

最後の日となる「銀河」が入選する9-10番線ホームは、ファンらで埋め尽くされた。B寝台に1人で乗車した高校3年生の男性は、「東京発のブルトレがまた消えて寂しい。思い出のために乗りました」と。また、旅行会社のツアー一行も団体で乗車していて、群馬から家族で参加したという40代の女性は「トラベルミステリーが大好きで、小説に出てくる列車には特別な思いがある。最後の日に乗れてうれしい」と、“思い出づくり組”で乗車率が高いようだ。

いっぽう金曜日とあって関西方面への客で盛況だった八重洲口バスターミナルは、さまざまな客層が見受けられた。4列座席タイプの格安系バスには、若者を中心とした乗客が列を作っていた。ユーザーの高速バスの選択理由は、誰もが「安いから」という答えだった。ディズニーのお土産袋を下げた10代の女性は「とにかく安いから。寝台列車があるなんて知らなかった」と。

旅客機のビジネスクラス並みのシートを備えたプレミアム系バスも人気だ。月に3回、東京へ出張するという30代の男性は、「以前は新幹線を利用していたが、2段階でリクライニングするグリーン車以上のシートの快適さが病みつきになった」と、リピート利用の理由を語っていた。

JR西日本によると最近の銀河の乗車率は「4割程度」だったという。バスターミナルで乗客を整理していたJRバス関東のスタッフは「本日は関西方面のバスは全便ほぼ満席の状態」と答えていた。

《レスポンス編集部》

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