丸文とフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、宇都宮地域で自動車向けビジネスを拡大するため、栃木県宇都宮市に自動車アプリケーションの開発支援を開始したと発表した。
支援拠点となるのは丸文の「宇都宮カーエレクトロニクスオフィス(宇都宮CEオフィス)」。
丸文の宇都宮CEオフィスは、マイクロコントローラのハードウェア、ソフトウェア、開発ツールを担当するエンジニアが常駐し、主にフリースケールの32ビット・マイクロコントローラを使用したエンジンなどのパワートレイン、エアバッグ・システム、インフォテイメントなどのアプリケーションのソフトウェア開発支援、ハードウェア開発支援のほか、開発に関するコンサルティング・サービスを提供している。
最先端の半導体を使用した自動車アプリケーション開発は、複雑な使用環境に合ったデバイスの使用方法のトレーニングや、ソフトウェア開発環境の整備が必要で、開発の早期段階からこれらの技術支援を提供することで、最適なハードウェア、ソフトウェア構成を短期間で新規デザインの立ち上げなど、さまざまなメリットを提供することができるとしている。
フリースケールはこの支援体制を強化するため、日本各地の技術拠点との連携により宇都宮CEオフィスでの活動を支える。仙台デザイン開発センターは製品開発や不良解析、東京本社の技術部門は開発支援、名古屋品質テスト・センターは初期解析を行う予定。
丸文は、フリースケールからこれらの技術的支援を受けることで、宇都宮CEオフィスを拠点にして、宇都宮地域の顧客に密着したサポートを提供する。