東ソーと欧州現地法人であるトウソー・ヨーロッパは、クロロプレンゴムの取引に関し、欧州委員会から、欧州競争法違反の事実があるとして、480万ユーロ(約7億6000万円)の課徴金の支払を命令に対して支払いに応じると発表した。
同社としては、訴訟を提起した場合の、裁判の長期化による時間的・費用的負荷、課徴金のさらなる減額の可能性、決定書に示された諸争点について認定された各事実及び適用法令の適否などを総合的に勘案した結果としている。
裁判でなく早期に解決することが最善であると判断し、課徴金の支払いに応じる。
同社では、法令の遵守は経営の根幹で、コンプライアンスの一層の拡充・推進を図り、関連諸法規の遵守に努めていくとしている。