いすゞ、アメリカでの乗用車販売を終了

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1月30日、いすゞモーターズアメリカ(ISZA-本社カリフォルニア州セリトス市)は、1年後の2009年1月31日をもって同社の北米での乗用車販売を終了すると発表した。

1980年に設立されたアメリカンいすゞモーターズ(後にISZAに統合)は、北米でSUVを中心に事業展開。10年間の1998年にはSUVの年間販売台数は10万台を超え、2002年にはGMのOEM車を導入した。

しかし、現在はいすゞブランドとしては、GMからOEM供給を受けるSUVの『アセンダー』と、ピックアップトラックの『i-290』、『i-370』の2モデルの販売に留まり、昨年の販売台数は前年比17.6%減の7098台と不振が続いていた。また次世代車モデルやいすゞの自社製モデル投入によるSUV事業の継続が見込めないことから、販売継続断念に至った模様だ。 

乗用車の新車販売は打ち切りとなるが、今後はキャブオーバートラックの売り上げが好調な商用トラックのCV(コマーシャルビークル)事業とディーゼルエンジンのコンポーネンツ供給のPT(パラートレイン)事業に特化して行くとともに、既に販売している車両の保障やパーツの供給、メンテナンス等に関しては既存の販売ディーラーに対して「サービスオンリー」のディーラーとして継続させて行く方針が明らかにされた。

《ケニー中嶋》

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