旭硝子は、同社と欧州子会社AGCフラットガラス・ヨーロッパ社(AFEU)が欧州委員会から欧州における板ガラスのカルテルに関し、課徴金合計6500万ユーロ(約105億円)の支払いを命ずる決定の通知を受けたと発表した。
旭硝子では、AFEUの親会社としてカルテル行為が子会社にあったことについて、グループ経営の立場から監督上の社会的責任をとるため、代表取締役、取締役会議長、関係執行役員は1月から3か月間、報酬の30-10%を自主返上することにした。
また、同社孫会社のAGCオートモーティブ・ヨーロッパ社と旭硝子は、2007年4月20日に、欧州委員会から欧州における自動車用ガラスのカルテルに関する異議告知書をそれぞれ受領した。
この件については、欧州委員会が調査を継続しており、結論は未定。