日立化成、自動車事業強化のため日立粉末を完全子会社化へ

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日立化成工業は、連結子会社の日立粉末治金を完全子会社化すると発表した。株式公開買付け(TOB)を実施して完全子会社化を目指す。

日立化成は、日立粉末に52.57%出資している親会社。日立化成は、情報通信・ディスプレイ、自動車、エネルギー、ライフサイエンスの4つの事業領域を有望な事業分野と位置づけ、事業の拡大に注力している。

日立粉末は、自動車部品を主軸とする粉末治金分野とカーボン製品を主軸とする化成品分野を中心に、事業展開している。日立化成は自動車やエネルギーの事業の成長のためには、日立粉末を完全子会社化して、研究開発から製造、販売まで、相乗効果を追及することが得策と判断した。

TOBによる買付け価格は1株当たり705円。買付け期間は12月27日から2008年2月12日まで。TOBの成立後、日立粉末は上場廃止となる予定だ。

《レスポンス編集部》

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