東京モーターショーのマツダブースに参考出品車として展示される『アテンザ』は、来年春の発売を予定している新型アテンザそのもの。9月にドイツ開催のフランクフルトモーターショーでは欧州仕様が公開されているが、日本国内仕様が公開されるのは東京モーターショーがはじめての場となる。
ひとまわり大きくなったボディは初代同様、セダン、ステーションワゴン、そして「スポーツ」と呼ばれる5ドアハッチバックの3タイプ。コンセプトカーのようなテールランプやタイヤとフェンダーのクリアランスの少なさは「ショー用の演出か?」という印象を受けるが、開発担当主査の梅下隆一さんによると「細部の変更はあるかもしれませんが、基本的には市販する車両と同じ」という。
ショー会場では、エッジを効かせてシャープになったフロントマスクやRX-8譲りのアグレッシブなフロントフェンダーなど、より躍動的になったエクステリアを実際にチェックしよう。
ちなみに新型アテンザは、マツダとしてはじめてプッシュ式のスターターボタンを採用している(ボタン位置はカーナビモニターの右)。スターターボタンを押してエンジンを始動するとまるでパソコンのように「起動音」が鳴るのだが、その音はおなじみの「♪Zoom-Zoom-Zoom♪」。そんな細かい演出が、マツダ車ファンにはたまらない。