9月29日未明、埼玉県幸手市内の国道4号バイパスを走行していた大型トレーラーの右後輪タイヤ2本(ダブルタイヤ構造)が脱落、後続車や対向車に衝突する事故が起きた。トレーラーの運転手は脱落に気づかず、その後も約3km走行していたという。
埼玉県警・幸手署によると、事故が起きたのは9月29日の午前4時25分ごろ。幸手市惣新田付近の国道4号バイパスを走行していた大型トレーラーの右後輪タイヤ2本(直径約1m)が脱落。後続の大型トラックに衝突した。
タイヤは最初に衝突したトラックに弾き飛ばされて対向車線側に進入。乗用車と普通トラックに衝突した。乗用車は中破し、運転していた男性が骨折などの重傷。トラックの運転手も打撲などの軽傷を負った。
タイヤを脱落させたトレーラーはそのまま走り去ったことから、警察では捜索を開始。約3km先で発見して抑止している。49歳の男性運転手は脱落には全く気づいていなかった。警察では自動車運転過失傷害などの容疑で調べを進めている。