【トヨタ ランドクルーザー 新型発表】進化したパッケージング

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新型トヨタ『ランドクルーザー』の魅力のひとつが進化したパッケージングだ。先代同様に3列シートで8人乗りという設定だが、室内の快適性は大幅に増している。

商品開発本部の金井俊彦さんは「新型ランドクルーザーの全長は先代よりも65mm伸びていますが、室内長は175mmも拡大することに成功しています。これは全車V型エンジンの設定とすることでボンネットを短くすることができ、同時にフロントウインドを前方にすることができたためです」という。

「室内長が伸びたことで2列目と3列目のレッグスペースが稼げたのはもちろん、2列目には105mmのシートスライド機構も新たに装備しました。また、リヤのオーバーハングを20mm延長していますので、ラゲッジスペースも拡大しています」

「3列目シートの格納方法も簡単にしましたので、ラゲッジの使い勝手も進化させています。さらにエアコンも左右に加え、前後でも調整可能な4ゾーン式のオートエアコンを装備しています」

事実、新型ランドクルーザーの室内は乗り込んだ瞬間に広くなったことがわかるぐらい、居住性を向上させている。さらに金井さんがいうように、3列目シートの格納も、簡単に跳ね上げて固定できるようになっている。

先代に設定されていた2列シート仕様のバンは新型ではモデル設定されず、8人乗りのワゴンだけになっているが、2列目をタンブルさせれば大きな荷物の積載も可能だ。このパッケージングも、ランドクルーザーの進化を感じさせてくれるポイントだ。

《岡島裕二》

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