新型トヨタ『ランドクルーザー』のインテリアは、4WDとしての機能性を向上させながらも、質感を大幅に高めている。ナビや空調、オーディオ類はゾーンごとに機能的に配置され操作性をアップしている。
センタークラスターには金属を削り出したような加飾があしらわれ、その下には柔らかなニーパットが装備されている。このあたりも、本格オフロード走行を念頭に入れて設計されたランドクルーザーらしいポイントだ。
メーターパネルも独立2眼式となり、マルチインフォメーションディスプレイを内蔵することで機能性と質感を高めている。
商品開発本部の金井俊彦さんは「新型ランドクルーザーのインテリアは力強さを感じさせながらも、洗練されたデザインを目指しています。水平方向に軸が通ったインパネは広がり感を高めると同時に、クルマの姿勢変化がわかりやすいデザインとしています」という。
「また、木目調や金属調のパネルを採用することで見た目の質感を高めることはもちろん、4WDのトランスファーをダイヤル式に変更し、全車にスマートキー&プッシュボタンスタートを装備して、インパネまわりもスッキリとさせています」
先代の「ランドクルーザー100」は発売が約10年前ということもあり、インテリアデザインや使い勝手に関しては古さが隠し切れなくなってきていたが、新型ランドクルーザーはプレミアムSUVを思わせるクオリティの高いインテリアに仕上がっている。