12日夕方、鹿児島県姶良町内の県道を走行していた72歳女性の運転する乗用車がカーブを逸脱し、橋の欄干に衝突する事故が起きた。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた女性が前方に投げ出され、腹部を強打したことが原因で死亡している。
鹿児島県警・加治木署によると、事故が起きたのは12日の午後4時ごろ。姶良町上名付近の県道を走行していた72歳女性の運転する乗用車が緩やかな左カーブを曲がりきれず、路外に逸脱。そのまま前方にある橋の欄干に衝突した。
クルマには運転者を含む5人が乗車していたが、後部座席にシートベルト未着用で同乗していた3人が前方に投げ出され、このうち中央部に乗車していた70歳の女性が腹部を強打し、収容先の病院で約7時間後に死亡。他の2人も胸部骨折などの重傷を負っている。
警察ではクルマを運転していた女性から自動車運転過失致死傷の容疑で事情を聞いているが、調べに対して女性は「前をよく見ていなかった」などと供述しているようだ。