オリックス自動車は12日、同社の展開するカーシェアリング事業が、10月1日より京都地区でサービスを開始すると発表した。京都での本格的なカーシェアリング事業は業界で初めて。
京都エリアのステーションは、JR京都駅をはじめ、京都市営地下鉄、阪急線の主要駅近くを中心に12か所に設置し、車両20台を導入する。主要駅周辺に拠点を設置することにより、公共交通機関と組み合わせた利用が可能。
京都市は、中心部の人口密度が東京都区部に匹敵し、駐車場代の相場も割高なことから、オリックス自動車では、カーシェアリングのニーズが非常に高いと捉えている。
また京都市内では2000−02年に、日本電動車両協会(現:日本自動車研究所)によりカーシェアリングの社会実験が行われており、オリックス自動車ではカーシェアリング浸透のスピードも比較的早いと期待している。
また京都でのサービス開始と同時に、現在エリアごとに発行している車両の開施錠用ICカードを、全国で共通化する。