トヨタ『ヴァンガード』のインテリアはベースとなっている『RAV4』と基本的には同じデザインを採用している。ただし、インパネやドア内側のグリップ部分のカラーリングには、トヨタで初めてとなる試みが施されている。
商品企画本部 石坂宗徳さんは「ヴァンガードのインパネはRAV4と共通のものを採用していますが、センタークラスターパネルやドアトリムには、トヨタ車で初めてブロンズ調加飾を採用しました」と話す。
「ほかにもシフトゲートまわりやドア内側のグリップ部、サイドブレーキレバーにメッキ処理を施して上質感を高めています。さらにシートも“Gパッケージ”には本革とアルカンターラを組み合わせた高級感のある表皮を採用して、前席にはパワーシートも装備しています」
「ヴァンガードは、このようなデザイン処理を施すことで、ラグジュアリーSUVにふさわしいインテリアに仕上がりました」
確かにヴァンガードの内装デザインはRAV4となんら変わりはないのだが、センタークラスターパネルやドアグリップにブロンズ調加飾が施されているので、質感が高まって、趣を異にする。ヴァンガードのインテリアは限られた条件の中で、RAV4と上手く差別化が図られている。