【新聞ウォッチ】今年の新入社員、「社長」より「部長」になりたい

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年7月5日付

●新入社員目標は「部長」産能大調査 67%が終身雇用希望(読売・2面)

●横浜ゴムの「自首」端緒、原油ホース国際カルテル摘発、おとり捜査協力、米は免責約束(朝日・1面)

●トヨタ低燃費で「快走」米新車販売上半期2位、摩擦回避が課題に(毎日・8面)

●クライスラー、中国・奇端と提携、小型車強化に生産委託(毎日・8面)

●ナビの地図即時更新、ホンダ、新サービス展開(産経・9面)

●海外エコノメール:中国発「民族系」メーカー急成長、目指すは「中国のトヨタ」(東京・8面)

●新社長若返る、平均55.9歳、最低に、6人に1人が20−40代 上期本社調査(日経・11面)

●環境ブランド 日経BP調査、トヨタ8年連続首位(日経・12面)

ひとくちコメント

今年の新入社員が目指す最終目標は「社長」よりも「部長」が理想のポストだそうだ。きょうの読売などが報じている。

産業能率大学が同大主催の研修セミナーに参加した265社の750人を対象に調査を実施したところ、最終的に目標とする役職・地位は、「部長」が1位で17.1%、続いて「役員」が16.9%。昨年トップだった「社長」は12.0%で3位に転落する結果となった。同大では「不祥事や事件を受けて頭を下げるトップの姿が目立つことが背景にあるのでは」と分析している。

もっとも、「部長」職にもいろいろある。「世界一」が射程距離内のトヨタ自動車では、例えば「広報部長」の場合、部下は120人も抱えている。部下の数では中小企業の「社長」以上だ。また、年配社員に「担当部長」というポストを設けている会社もある。「担当部長」は出世ラインから外れて部下を持たないケースが多い。

最終目標が「社長」でも「部長」でも上昇志向は大いに結構なことだが、ゴマすりばかりが得意の“ヒラメ社員”にはなって欲しくないものである。

《福田俊之》

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