ソリッドグループホールディングスは、一時会計監査人が不在になったと発表した。
同社はビーエー東京監査法人を会計監査人として監査を受けてきたが、同監査法人が定時株主総会で任期満了となり、退任した。これに伴って同社では会計監査人が不在になるのを回避するため、一時会計監査人の選任を模索してきたが、現在まで決まっておらず、不在の状態になっている。
同社は、2007年3月期決算の発表を再三にわたって延期し、最終的に会計監査人から企業として存続に懸念があるとの意見書が付けられるなど混迷している。
金融庁は、カネボウなどの企業の粉飾決算を見逃してきたとして、監査法人への監視体制を強めて、違法な会計監査人には厳罰化でのぞんでいる。
会計監査人としては「混迷している企業の監査は引き受けたくない」というのが本音。
このため、ソリッドの会計監査人の選任が遅れている模様だ。