日本ペイント、塗料などを値上げ 原材料価格再高騰で

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日本ペイントは、原材料価格の高騰に伴って値上げすると発表した。塗料が8−15%、シンナーが15−25%、表面処理剤が10−15%アップとなる。7月17日出荷分から。

昨年夏に高騰した原油・ナフサ価格は、秋以降一旦落ち着いていたが、今年に入ってから再び高騰に転じており、東京市場の国内ナフサ価格は2007年4−6月期には、平均して5万8000円/キロリットル前後の高値に達する見込み。この間、スポットで6万3000円/キロリットルを記録するなど、今後も高値レベルで推移する見通し。

また、中国およびインドを中心とするアジアで石化需要が旺盛で、石油系原料が継続的に高騰するとともに、亜鉛・銅・ニッケルなどの非鉄金属も大幅に値上がりするなど、原材料価格は厳しい状況になっている。

同社では、こうした環境下、原材料の値上がりを吸収するため、製造コスト・販売管理コスト低減や品種統廃合などの原価低減活動を全社一丸となって推進するとともに、販売価格の是正を行ってきたものの、原材料価格の高騰は自助努力の限界を、はるかに超え、自社で吸収することが困難な状況となったため、製品価格改定を実施するとしている。

《レスポンス編集部》

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