三菱重工、パリで次世代ジェットの客室モックアップを展示

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三菱重工、パリで次世代ジェットの客室モックアップを展示
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三菱重工業は、18日から24日までの7日間、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ見本市会場で開かれる「第47回パリ国際航空ショー」に、次世代のリージョナル(短距離)ジェット機「MRJ」の客室モックアップ(実大模型)を出展すると発表した。

MRJは同社が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として研究開発を進めている、最高レベルの経済性と快適性を兼ね備えた最新鋭の小型ジェット旅客機で、各国エアラインの幹部をはじめとする世界の航空機市場関係者に広く公開する。

MRJは座席数70−90席の小型ジェット旅客機で、90人乗り仕様の全長は35.8m、翼長が30.9m、全高が10.0m。複合材を本格的に採用する初めてのリージョナル機で、新型エンジンの搭載で、燃費の大幅な低減を実現した。また、最新の設計手法、要素技術、材料・加工法などを導入、客室の快適性向上や環境負荷の低減などを可能にする。

出展するモックアップはキャビン部分で、長さ8.89m、幅2.90m、高さ2.90m。モダンでスタイリッシュな機内空間には、単通路を挟んで、快適な空の旅を約束する一列4席のスリムな座席と広々とした頭上荷物棚が並んでいる。

MRJの事業化の推進には、技術の開発とその実証・確認だけでなく、開発資金の確保、顧客への販売・金融策、カスタマーサポート体制の構築などが必須。同社は今回の国際航空ショーへの出展を機に、顧客をはじめとする世界の市場の賛同を確認し、事業化を目指す。

《レスポンス編集部》

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