松下電器産業は、日本ビクターのケンウッドへの売却について「まだ、何も決まっていない」とのコメントを発表した。
松下は、子会社の日本ビクターの売却で、米国投資ファンドのTPGに優先交渉権を与え交渉を続けてきたものの、買収価格などの面で折り合いがつかず、交渉を打ち切った。
その後、一度買収に意欲を見せていたものの、企業規模が大きい日本ビクターが売却先として難色を示していたケンウッドが、売却先として再浮上したとの報道が相次いでいる。
松下では「企業価値向上のため、あらゆる選択肢を検討しており、まだ何も決まっていない」としている。
また、ケンウッドも「現在、決まったことは無い」とのコメントを発表している。