スズキ、ロシア工場建設を決定

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スズキは8日、今後拡大することが予想されるロシアの自動車市場に対応していくため、サンクトペテルブルク市シュシャリー地区に自動車組立工場を建設することを決定したと発表した。

社名は「SUZUKI AUTO MFG RUS LLC」(仮称)。スズキと伊藤忠商事がそれぞれ50%ずつ出資する。

同市で開催中の国際経済フォーラムにあわせ、ロシアを訪問中のスズキの鈴木修会長と、ロシア経済発展貿易省のゲルマン・グレフ大臣らが出席し、同日工場建設に関する調印式を行ない合意書に署名した。 

また、サンクトペテルブルク市のワレンチナ・マトヴィエンコ知事との間でも同工場建設に関する覚書に署名した。

新工場建設には140億円を投資、稼動は2009年後半を予定している。小型四輪駆動車の『グランドビターラ』、およびびスポーツクロスオーバー『SX4』の生産を、年産5000台規模より開始し、将来は3万台の生産を計画する。

スズキは2006年度にロシアにおいて、30の販売店を通じてグランドビターラなど1万6000台を販売している。

《高木啓》

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