22日に発表された日産自動車の新ジャンル SUV『デュアリス』。目を引くのがデザインだ。ボディ両端を前後に貫く太いラインは、コンパクトなサイズながらボリューム感は満点。大きくグリルが開いたバンパーも強い“守られ感”を演出している。
新型『エクストレイル』の登場がカウントダウンの今、デュアリスはクルマのスタイルを楽しむといったコンセプトで仕上げられている。
この点からもわかるように、デュアリスで目を引くのがデザイン的アプローチだ。日本とロンドンの日産社内デザインセンターとの共同作業から生まれたスタイルは確かに斬新。見た目は、それほど大きくないのだが、大胆なラインをうまく取り入れることで、日本車離れしているのはもちろん、かといって輸入車然としているわけでもないという不思議なスタイリングに仕上がっている。
新しいジャンルだと日産はいっているが、既存のサイズやクラス分けではくくれない、新しいクラスの出現といっていいだろう。
また、ただデザイン面のみにこだわっているのでなく、日産車としては初めてCFD(計算流体力学)を採用しており、性能に裏打ちされたスタイルとしているのもトピックのひとつ。Cd値はSUVとして最高レベルの0.35を実現しているという。