飲酒運転で事故、知人の女に身代わり頼んだ男を逮捕

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8日未明、福島県須賀川市内の国道4号で、交差点を右折しようとしていたタクシーと、直進してきた乗用車が衝突した。タクシーの4人が死傷。乗用車を運転していた男は逃走していたが、後に逮捕されている。

福島県警・須賀川署によると、事故が起きたのは8日の午前0時40分ごろ。須賀川市池下付近の国道4号で、交差点を右折しようとしていたタクシーに対し、直進してきた乗用車が衝突した。衝突によって双方のクルマは大破し、タクシーを運転していた60歳の男性が死亡、乗客3人も重軽傷を負っている。

乗用車を運転していた人物はクルマを現場に放置したまま逃走したため、警察では死亡ひき逃げ事故として捜査を開始したが、事故から約1時間後に20歳代の女が現れて「自分が運転していた」と供述した。

だが、事故発生状況の説明やクルマの操作について不可解な点があり、これを追及したところ、付き添いとして一緒に来ていた38歳の男が実際に事故を起こしていたことが発覚。業務上過失致死傷と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。飲酒運転の発覚を逃れるため、女に対して身代わりを要求していたとみられる。警察では男を飲酒運転容疑でも調べるとともに、女も犯人隠避容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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