開幕戦から3週間のインターバルをへて開催された第2戦マレーシアGP。土曜日の予選を制したのはフェラーリのフェリペ・マッサ。以下、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネン、ルイス・ハミルトンと、フェラーリとマクラーレンが上位グリッドを独占した。
スタート直後、有利なアウトサイドからのスタートからだったアロンソがマッサを抜いてトップに立つ。さらにハミルトンも順位を上げ、マクラーレンが1-2体制。それをマッサ、ライコネンが激しく追い上げる。しかしマッサの執拗な追い上げにもハミルトンは動じず、逆にマッサは自らコースオフを喫し、5位に順位を落とす。
その後は2度のピットストップでも大きな順位の変動のない安定したレース展開が続き、トップを独走しつづけたアロンソが貫禄の今季初V。ハミルトンが自己ベスト&連続表彰台2位を達成した。マクラーレンにとっては05年日本GP以来となる久々の優勝、マクラーレンはレースペースでも強さがあることを証明した。3位にはライコネン。4位にはBMWザウバーのニック・ハイドフェルドが入り、マッサは5位に終わった。
トヨタのヤルノ・トゥルーリは7位入賞、ラルフ・シューマッハは15位に沈んだ。スーパーアグリの佐藤琢磨は予選14位、決勝13位と健闘。アンソニー・デビッドソンも16位で完走を果たした。土曜日ギアボックストラブルが発生したためスペアカーに乗り換えピットスタートしたホンダのルーベンス・バリケロは11位、ジェンソン・バトンは12位でレースを終えた。完走は18台だった。