ホンダの米国子会社アメリカン・ホンダモーターカンパニーリミテッドと、米国クライメート・エナジー社(CE社)は、3月から共同で家庭用小型コージェネレーションシステム「フリーワット」の販売を開始した。
寒冷地である米国北東部から販売を開始し、将来的には米国の他寒冷地域での販売も視野に入れている。
ホンダの家庭用小型コージェネレーションユニットは、世界最小の天然ガスエンジン「GE160V」と、独創の正弦波インバーターを組み合わせ、家庭用に適した小型・軽量化を実現した。「フリーワット」は、このコージェネレーションユニットを、CE社の暖房ユニットなどと組み合せた暖房システムで、静粛性が高く、最大3.26kWの熱と1.2kWの電力を創出し、光熱費は約30%節約できるほか、CO2排出量も約30%程度の低減効果が期待できる。
家庭用小型コージェネレーションシステムは、日本では2003年の発売以来、各ガス会社を通じて累計で4万5000世帯以上を販売した。
ホンダは、自動車排出ガスのクリーン化、CO2排出量の低減とともに、地球環境に優しい持続可能な社会の実現のため、エネルギー技術の開発に取り組んでおり、今後も地球温暖化防止にさらに貢献していくとしている。