「被害者がいなくなったからひき逃げではない」と主張の男を逮捕

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広島県警は21日、広島県広島市安佐南区内の国道54号で重傷ひき逃げ事故を起こしたとして、33歳の男を業務上過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)の容疑で逮捕した。男はひき逃げ容疑を否認しているという。

広島県警・広島北署によると、事故が起きたのは19日の午後7時45分ごろ。広島市安佐南区古市3丁目付近の国道54号で、自転車で歩道を走行していた18歳の男子高校生と、道路沿いの駐車場から進出してきた乗用車が衝突した。高校生は自転車ごと弾き飛ばされて転倒。右足などを骨折する全治2カ月あまりの重傷を負ったが、クルマはその場から逃走している。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。この駐車場の利用者であり、現場近くに住む33歳の男が容疑に絡んだものとみて逮捕した。男は2001年に免許更新をせずに失効させており、以後は無免許だった。

事情聴取に対して男は、事故を起こしたことは認めつつ、「相手が現場からいなくなった」などと供述。ひき逃げの事実を否定している。だが、被害者は足を骨折していることなどから、警察では身動きをすることが困難だったものとみて、男を厳しく追及。事故の詳細を継続して調べている。

《石田真一》

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