村上開明堂は、九州地区に進出している自動車メーカーへの対応強化と災害時のリスクを分散するため、九州地区に自動車用バックミラーを生産する工場を新設すると発表した。
同社の国内のバックミラーの生産は、藤枝、焼津、大井川の3工場で行っており、静岡に集中している。一方で、トヨタ自動車、ダイハツ工業、日産自動車が九州地区での生産体制を拡充しており、村上開明堂はこうした動きに対応、物流効率の向上や地震などの災害からのリスク分散を図るため、九州地区に新工場を建設する。新工場は福岡県朝倉市の烏集院(うすのいん)工業団地に建設、2008年秋から生産を開始する予定だ。
新工場では、材料投入から組立まで一貫生産ラインを構築、高品質・高効率の生産ラインを目指す。
投資額は15億円で、新工場の従業員は100の予定。