陸上自衛官、警官を突き飛ばす 公務執行妨害で逮捕

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佐賀県警は9日、交通事故処理中の警官に対して暴行を加えたとして44歳の陸上自衛官の男を公務執行妨害容疑で逮捕した。男の妻が運転するクルマが玉突き事故に遭い、無関係な人にまで問い詰めるのを警官が注意した際に起きたという。

佐賀県警・神埼署によると、事件が起きたのは9日の午後10時30分ごろ。これに先立つ同日午後10時ごろ、吉野ケ里町吉田付近の国道34号で車両3台が関係する多重衝突事故が発生した。

この事故で被害を受けた女性が夫である44歳の男に連絡。現場に来た男は事故とは無関係なクルマの運転者にまで「お前がやったのか?」などと問い詰めたため、事故処理を行っていた同署の22歳巡査が車道から退去するように促した。ところが男はこれに激怒。巡査を両腕で突き飛ばすなどしたため、事故処理にも影響を与えると判断。公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

男は、陸上自衛隊・目達原駐屯地に所属する二等陸曹。調べに対しては「興奮していた」などと話しているという。

《石田真一》

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