ホンダ、中国でトランスミッション新工場が稼動

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ホンダは8日、中国に設立していた4輪車用のパワートレイン系部品会社、「本田汽車零部件製造」が広東省佛山市の南海工業園区に建設した新工場で生産開始したと発表した。

同日の開業式典には、広東省、佛山市など地元政府関係者や福井威夫社長らが出席した。

新工場ではトランスミッションなどパワートレイン系のユニットやエンジン部品などを生産し、中国内の広州本田汽車など4輪生産合弁3社へ供給する。

トランスミッションの生産能力は年間24万基。当面は日本からミッション部品の多くを調達するが、ギアの加工や制御部品の生産など先端技術工程も、順次現地化する。

ホンダはこれまで東風汽車との合弁で、エンジンやミッションの製造およびそれらの関連部品を生産する会社を2社稼動させてきた。今回の新工場はホンダの全額出資によるもので、現地生産比率の引き上げにより、コスト競争力の強化につなげる。

《池原照雄》

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