【MINI 2代目 発表】BMWの手による正常進化のパワーユニット

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【MINI 2代目 発表】BMWの手による正常進化のパワーユニット
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一見したところ、先代とあまり変わるところはないが、99%ものパーツが新しくなっているのが新型『MINI』(ミニ)の特徴。BMWの並々ならぬ意気込みが感じられる。なかでもトピックはエンジンで、用意される2タイプとも新開発となる。

そもそも先代に搭載されていたエンジンはクライスラーグループ(ダイムラーベンツとの合併前)と共同開発されたもので、性能的には問題なかったものの、正直古いユニットであることは確か。それが今回はBMW自社製の新開発ユニットとなっている。排気量はすべて1.6リットル。「クーパー」はNA。「クーパーS」にはターボユニットが搭載され、スポーティな味付けを全面に押し出している。

120psを発生するNA仕様についてはBMW自慢のバルブトロニックを応用した可変バルブシステムを採用。それだけに、アクセルに対してダイレクトな吹けが楽しめ、ここぞというときのパンチはなかなかのもの。もちろん日常的な走り方ではしなやかで、とても扱いやすいオールマイティな性格となっている。

そして大いに気になるのが先代のスーパーチャージャーユニットから5psアップの175psを発生するターボエンジンだろう。

小型のツインスクロールターボとすることで、低回転のターボラグは皆無。低回転からもキッチリとパワーが出る仕様というだけでなく、高回転まで回せば天井知らずに吹ける。とにかくウルトラスムーズなのは文句なく乗って楽しい。ちなみにこのユニットは、フランスのPSAグループ、すなわちプジョー/シトロエンとの共同開発ともいわれ、今後は両メーカーに対して供給されることも考えられる。

ハナシを戻して、このエンジンのうま味を絶妙にアシストするのが、トランスミッションだ。すべて6速ですべてのグレードでATとMTが用意されているのだが、積極的に操って楽しむという点ではやはりMTだ。クロスミッション的なギア比の設定でシフトをマメに行なってやることで、キビキビとした走りを堪能することができるだろう。

《近藤暁史》

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