スズキの鈴木修会長は25日の記者会見の席上、今月30日に77歳となることに関連し「喜寿を迎えるが、僕は年齢に7掛けなので55、56歳くらいと思っている」と述べ、会長兼CEO職の続投に意欲を示した。
そのうえで「記憶力が鈍ったり、体力が衰えたりしたら辞めなくてはならないが、命ある限り(経営トップを)続けていきたい」と語った。
鈴木会長は1978年に社長に就任、22年務めた後の2000年には会長に就任しているが、一貫して同社のトップに君臨、業容を拡大してきた。
会見では、今期(07年3月期)に初の3兆円企業になるものの「急成長した時が経営には一番危険な時」との現状認識を示し、「しっかり体勢を整えていきたい」と強調した。