ユタカ技研が発表した2006年4−12月期の連結決算は、売上高が前年同期比9.1%増の1437億円、営業利益が同2.9%増の57億円と増収増益だった。
ホンダ向けなどの部品の生産が国内、海外ともに順調に推移し、増収となった。経常利益は、研究開発費が増加したものの、売上増がこれをカバーし、同1.6%増の62億円だった。
当期純利益は、前年同期にホンダ厚生年金基金代行部分の過去返上益約10億円を計上したため、今期は同17.7%減の35億円と減益となった。
通期の業績見通しは上方修正した。売上高は前回公表では1910億円を予想していたが、1960億円に、経常利益は85億円から88億円に、最終利益は50億円から51億円にそれぞれ修正した。