新日鉄は、ブラジルのウジミナス社との関係を強化するため、ウジミナスの大株主である日本ウジミナスへの出資比率を引き上げ、ウジミナスを持分法適用会社にしたと発表した。
新日鉄は日本ウジミナスへの出資比率を50.9%に引き上げ、連結子会社とした。日本ウジミナスはウジミナスの株式を議決権ベースで21.6%保有しており、新日鉄の1.7%と合わせてウジミナスを持分法適用会社とした。
新日鉄はウジミナスとの関係強化で、ブラジルを中心とする南米の自動車メーカーなどの多様化する高度なニーズに対応していくとしている。
鉄鋼業界では、シェアトップのミタルが同2位のアルセロールを買収するなど、業界再編が加速しており、新日鉄も他社との提携を強化してグローバルで競争力の強化を図る。