11日未明、鳥取県米子市内の国道9号で、飲酒運転の容疑で職務質問を受けていた男が逆上し、警察官に対して殴る蹴るの暴行を加える事件が起きた。警察ではこの男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。
鳥取県警・米子署によると、事件が起きたのは11日の午前1時55分ごろ。米子市角盤町2丁目付近の国道9号をパトロールしていた同署員が蛇行運転を繰り返している乗用車を発見。飲酒運転の疑いがあるとして抑止した。
逃走を防止する目的もあり、応援のパトカーも要請して前後を挟んで停止させたが、運転していた59歳の男はこれに対して逆上。職務質問しようとする5人の警察官に対して難癖をつけるとともに、主として対応していた44歳の巡査部長に対して殴る蹴るの暴行を加えたため、公務執行妨害の現行犯で逮捕した。巡査部長は全治5日間程度の軽傷を負っている。
男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されており、警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)や傷害容疑でも調べを進める方針だ。