いすゞ自動車は13日、2007年3月期の9月中間決算を発表するとともに、通期の業績予想を上方修正した。
中間期は国内トラック需要の減退が後ズレしていることや海外事業が好調で売上高は前年同期比11.9%増の8247億円、営業利益は52.2%増の576億円と、いずれも過去最高になった。
通期は国内販売が前期比1%減の9万7000台と若干落ち込む見通しだが、海外販売は5%増の36万6000台を見込んでいる。業績予想は期首時点からいずれも上方修正し、売上高は3.0%増の1兆6300億円、営業利益は10.3%増の1000億円と4期連続で過去最高を更新し、初の大台突破を予想している。
純利益は35.7%増の800億円と、期首時点から150億円上方修正した。井田義則社長は、「国内は市場の縮小で減少するが、海外の収益は改善しており、安定的に推移する」と通期の見通しについてコメントした。