白バイに追跡されたクルマ、多重衝突事故を起こす

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2日午前、和歌山県和歌山市内の国道26号で、白バイに追跡されていた軽乗用車がクルマ4台と衝突を繰り返しながら逃走する事件が起きた。最終的にはミキサー車に追突して立ち往生。運転していた22歳の男を無免許運転の現行犯で逮捕している。

和歌山県警・交通機動隊によると、事件が起きたのは2日の午前9時30分ごろ。和歌山市田中町5丁目付近の市道をパトロールしていた白バイ隊員が右折禁止の交差点を右折していく軽乗用車を発見。停止を求めたが、クルマはそのまま逃走した。

クルマはその後も約5kmに渡って逃走。和歌山市湊の国道26号で前を走る乗用車2台と次々に衝突。押し出された2台は他のクルマ2台とも接触し、結果として4台が巻き込まれるかたちとなった。

それでもクルマは止まろうとしなかったが、和歌山市松江付近で前走するミキサー車に突っ込み、車体が中破して立ち往生したところで運転していた22歳の男を確保。無免許だったことが発覚したため、道路交通法違反(無免許運転など)の現行犯で逮捕している。

逮捕された男は調べに対して「無免許の発覚を恐れて逃げた。捕まったら会社をクビになってしまう」と供述しているという。男は違反累積によって2004年4月に免許取り消しとなったが、その後の再取得は経済的な事情もあって行っていなかった。

《石田真一》

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