前方不注意 多重衝突事故で12人死傷

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22日午前、奈良県橿原市内の国道24号で、信号待ちの車列に普通トラックが突っ込み、車両5台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で最後部の軽乗用車が大破して1人が死亡。他車などに乗っていた11人が軽傷を負った。

奈良県警・橿原署によると、事故が起きたのは22日の午前10時40分ごろ。橿原市小槻町付近の国道24号で、信号待ちのために停車中の車列に対し、後ろから走ってきた普通トラックが追突。前方の車両を次々に押し出し、車両5台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故によって最後部に位置していた軽乗用車が大破。このクルマの後部座席に同乗していた47歳の女性が胸部強打で死亡。助手席に同乗していた21歳の男性が顔面打撲の軽傷。他車に乗っていた10人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。死亡した女性はシートベルトを着用していなかった。

警察では普通トラックを運転していた34歳男性の前方不注意が原因として、業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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