愛媛県警は17日、今年7月に今治市内の県道(広域農道)で飲酒や高速度原因の逸脱事故を起こし、2人を死亡させた25歳の男を危険運転致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕した。
愛媛県警・今治署によると、事故が起きたのは7月20日の午前7時ごろ。今治市上徳付近の県道(広域農道)を走行していた軽乗用車が緩やかな右カーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。道路左側の電柱に激突して大破し、助手席に同乗していた27歳の女性と、後部座席に同乗していた27歳の男性が頭部強打などで死亡。運転していた25歳の男も重傷を負った。
破損状況からクルマは100km/hを超える速度で走行していたとみられ、運転していた男も事故の直前まで酒を飲んでいたこともわかった。調べに対しては「早く家に帰ろうと思い、スピードを出した」などと供述していた。
警察では「酒に酔うなど、クルマが正常に運転できない状態だった」、「制御困難な高速度でクルマを運転した」などと判断。容疑が悪質として危険運転致死を適用。男の退院を待って逮捕した。