安全装置の出し忘れでクレーン車が横転

自動車 社会 社会

5日朝、大阪府吹田市内の住宅改築工事の現場で、大型クレーン車がバランスを崩して横転する事故が起きた。転倒の際に伸ばしていたアームが電線を切断。周辺の約450世帯が1時間に渡って停電した。

大阪府警・吹田署によると、事故が起きたのは5日の午前8時30分ごろ。吹田市津雲台付近の住宅改築工事の現場で、石垣の撤去作業を行っていた大型クレーン車がバランスを崩して横転。伸ばしていたアームが送電線を直撃、これを切断した。

この事故でクレーン車を操作していた29歳の男性オペレーターが横転の際に座席から投げ出され、頭を打つ軽いケガを負った。他の人的被害は無かったが、送電線を切断したことによって周辺の住宅約450世帯が1時間に渡って停電。この送電線から電力供給を受けている信号機2基も一時使えなくなった。

警察では男性オペレーターから事故発生の状況について話しを聞いているが、クレーン車は車体左右に設置されている転倒防止装置を使っておらず、これが原因でバランスを崩して転倒に至ったと考えられている。警察では安全装置を使わなかった理由について調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース