タクシー強盗の容疑者、似顔絵から人物特定して逮捕

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2日未明、鹿児島県鹿児島市内で69歳の男性タクシー運転手が運賃支払いを拒否した若い男に暴行され、現金を奪われる事件が起きた。男は現場から逃走したが、警察では同日中に22歳の男を強盗傷害容疑で逮捕している。

鹿児島県警・鹿児島南署によると、事件が起きたのは2日の午前4時40分ごろ。鹿児島市谷山中央1丁目付近の市道で、JR鹿児島中央駅前からタクシーに乗車してきた若い男と、69歳の男性タクシー運転手が口論となった。男は「料金が高い」と支払いを拒否すると同時に、つかみかかって大声で威嚇するなどしたため、男性が車外に逃げ出したところ、これを追いかけて暴行。顔面を数回殴って頬骨を骨折させる重傷を負わせ、現金約3万8000円の入ったバッグを奪って逃走した。

警察では強盗傷害事件として捜査を開始。目撃者の情報を元に似顔絵を作成して聞き込みを行ったところ、現場近くに住む22歳の男と酷似していることが判明。任意で事情聴取を行っていたところ、容疑を大筋で認めたことや、車内から採取された指紋が一致したため、この男を逮捕した。

調べに対して男は「法外な料金だった、ぼったくられたと思った」などと供述。トラブルの原因はあくまでもタクシー運転手側と主張しているようだ。なお、当時は泥酔状態だったとみられている。

《石田真一》

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